◆ 帯祝い |
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多産で安産の犬にあやかって、妊娠5ヶ月目の戌の日(地域によっては、7ヶ月目や9ヶ月目など)に、「岩田帯」と呼ばれる腹帯をおなかに巻き、新しい命の健康と安産を祈願するのが「帯祝い」です。 |
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腹帯には、「妊娠した母体を保温して守る」、「大きくなったおなかと胎児を保護する」という意味があります。 |
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=「岩田帯」について= |
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「岩田帯」とは、長さ2.5m(七尺五寸三分)ほどの絹または木綿の帯で、「結肌(ゆいはだ)帯」や「斉肌(ゆはだ)帯」とも呼ばれています。 |
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安産の神様を祀る神社で、安産を祈願し、岩田帯を授かったり、持参した岩田帯を祈祷してもらったりされる方も多いです。 |
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=主な腹帯の種類= |
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最近は昔ながらのさらし状の腹帯以外に、コルセットタイプやパンツタイプなど、さまざまな種類の腹帯が販売されています。 |
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・さらしタイプ 通気性が良いのが特徴の腹帯。神社で授かる岩田帯もこのタイプです。 |
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・コルセットタイプ 腹巻のような腹帯で、つけ外しが簡単でトイレに行くのが楽なタイプです。 |
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・ガードルタイプ サポート力がしっかりしているので、よく動く人に向いています。ただし、夏は蒸れやすいです。 |
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=岩田帯の巻き方= |
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1.帯に書いてある「寿」の文字をおなかの中心に当て、後ろに向けて一回りさせます。 |
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2.一回りしたら手を添えて下腹部で帯を折り返し、もう2回ほど繰り返して巻きます。 |
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3.巻き終ったら余った部分を後ろに折り込んではずれないようにはさみこみます。 |
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帯の巻き方については、病院や助産婦さんが巻き方を教えてくれるところもあるので、聞いてみるのもよいでしょう。腹帯は出産前の効果だけでなく、産後の腹部のたるみを抑えるのにも効果的です。 |
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