rokkakudo

六角堂

聖徳太子が夢のお告げによって六角形の小堂を建立し、如意輪観音像を安置して建てたのがはじまりといわれています。

822年(弘仁13)に嵯峨天皇の勅願所となり、1201年(建仁元)には親鸞が六角堂に百日間籠もり、真宗開宗の契機となりました。

西国三十三ヶ所観音霊場の第十八番札所。

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六角堂のご利益

【諸芸上達】

六角堂はいけばな発祥の地であり、華道家・池坊の家元。

聖徳太子が沐浴した池のそばに建てられた坊舎が池坊。本尊の御前に朝夕花を供えるとした太子の教えを代々伝えるなかで、室町時代に12代専慶が立てた花があまりに見事で、花の名手と称えられたのに始まり、生け花の理念が確立されました。以来、池坊代々の家元が六角堂の住職を兼ねています。

六角堂は、華道の神さまとして信仰を集め、華道上達を願う人や生花関係者などが訪れるお寺です。

六角堂のご利益どころ

【「縁むすびの柳」】

六角堂に残る故事の一つ。

昔、嵯峨天皇が后を求めていたところ、ある日の夢枕で「六角堂の柳のもとに行くように」とのお告げを受けました。嵯峨天皇がお告げどおりに訪ねてみると、そこに絶世の美女がおり、その方を后に迎えました。

この話から、「六角堂の柳に願をかけると良縁に恵まれる」という噂が広がり、いつの頃からかこの柳は「縁むすびの柳」と呼ばれるようになりました。現在では、柳の枝2本におみくじを結びつけてお願いすると良縁に恵まれるといわれ、良縁を求めて大勢の方が訪れています。別名「地ずり柳」とも呼ばれる、「縁むすびの柳」です。

【一言願い地蔵】

少し首を傾げられたお姿のお地蔵様。これはお参りにこられた方の願いを叶えてあげようか、どうしようかと考えておられるお姿なのだそうです。欲張らずに信心深くお願いすれば、きっと叶えてくださると思います。

【わらべ地蔵】

立ったり、座ったり、寝たり。ここに安置されているお地蔵様は様々なお姿をされています。これはそれぞれのお地蔵様が行を修しておられる禅定のお姿なのだそうです。こちらのお地蔵様は、特に小さな子供を守ってくださるといわれています。

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お寺へのアクセス

・市バス「烏丸三条」下車

・京都市営地下鉄 烏丸線・東西線「烏丸御池駅」徒歩5分ぐらい

六角堂

rokkakudo

京都市中京区六角東洞院西入堂之前248

エリア:
中京区
電話番号:
075-221-2686
拝観時間:
6:00~17:00
拝観料:
無料

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