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願い牛
源頼朝が鎌倉幕府を開く直前のこと。
北野神社がある周辺は当時入り江で、敵を追ってきた頼朝が船を岸に寄せて休んでいたところ、菅原道真が牛に乗って現われ、「(頼朝に)幸あらんこと。もし武運が叶ったら必ず社殿をつくるように」と告げて消えたという。夢から覚めた頼朝の傍らには道真公が乗っていた牛にそっくりの岩があったそうです。
そのお告げを受けた後、頼朝は見事に平家を退けて世の中を鎮定し、道真公の約束どおり太宰府天満宮から天神様を勧請して祀ったのが北野神社です。
社殿の前にある牛に似た大きな岩のご神体は、「牛石」や「ねがい石」と呼ばれています。
頼朝の話に由来して、岩を撫でながら願を掛けると、さまざまな願い事が叶うといわれています。