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関神社
王子神社の末社には、蝉丸法師らを祀る関神社があります。
蝉丸法師は、延喜帝の第4皇子。琵琶の名手であり、和歌に長けた人物としても知られ、「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関」という有名な歌も残っています。
その蝉丸法師の姉の髪の毛が逆毛で、悩み悲しむ姉のために初めて「かもじ(かつら)」を考案したのが蝉丸法師です。
以来、蝉丸法師は「髪の祖神」と呼ばれ、かつら、床山、美容関係者など理髪業界から特に信仰を集めています。
また最近では、薄毛や頭髪に関する悩みを抱えた人も多く祈願に訪れているようです。
関神社は、かつて滋賀県・大津の逢坂山に祀られていましたが、江戸時代に王子神社に奉斎されたそうで、境内には毛髪供養のために建てられた「毛塚」もあります。